「何言ってんの、弥空。弥空は美人だよ?」
「ありがと、恋華ちゃん。お世辞でもすっごく嬉しい」
「弥空はいい加減言葉をそのまま受け取ればいいと思うけど‥」
ええ。本当に。恋華先輩、私もそう思います。
弥空先輩はもう少し自信をつけても、誰も文句は言わないと思う。
「いやいや氷河ちゃん。弥空は兎も角、恋華が性格いいって目腐ってるの?」
「ふふ。祐希、ぶん殴るよ?」
「やり返してやるよ。こい、恋華」
月宮先輩、少なくともお2人は先輩より性格いいですよ?
生徒会室でもこういうやり取りは何度かあった。でもその時は恋華先輩が殴る、と言っても仲がいい故の冗談なんだろうな、としか思っていなかった。
だけど今は違う。
先輩達が極道関係者だと分かった今、本気で殴り合ったら大変な事になるかもしれない。
焦って弥空先輩に助けを求める。
「弥空先輩。止めなくていいんですか?」
「昔からこうだしねぇ。慣れちゃった」
「慣れって怖いですね」
「そうね。咲紀ちゃんも慣れ過ぎちゃダメだからね。初心に戻る事も大切‥っ!?痛っ!」
のほほんと笑う弥空先輩。
先輩が言うなら大丈夫か。
そう思った時、弥空先輩の背後にあった生徒会室のドアがいきなりガチャ、と開いた。
ドアが先輩の背中に当たって先輩は悲鳴を上げる。一体誰が、と思って振り返るとそこにいたのは兎亜と天音先輩だった。
「ありがと、恋華ちゃん。お世辞でもすっごく嬉しい」
「弥空はいい加減言葉をそのまま受け取ればいいと思うけど‥」
ええ。本当に。恋華先輩、私もそう思います。
弥空先輩はもう少し自信をつけても、誰も文句は言わないと思う。
「いやいや氷河ちゃん。弥空は兎も角、恋華が性格いいって目腐ってるの?」
「ふふ。祐希、ぶん殴るよ?」
「やり返してやるよ。こい、恋華」
月宮先輩、少なくともお2人は先輩より性格いいですよ?
生徒会室でもこういうやり取りは何度かあった。でもその時は恋華先輩が殴る、と言っても仲がいい故の冗談なんだろうな、としか思っていなかった。
だけど今は違う。
先輩達が極道関係者だと分かった今、本気で殴り合ったら大変な事になるかもしれない。
焦って弥空先輩に助けを求める。
「弥空先輩。止めなくていいんですか?」
「昔からこうだしねぇ。慣れちゃった」
「慣れって怖いですね」
「そうね。咲紀ちゃんも慣れ過ぎちゃダメだからね。初心に戻る事も大切‥っ!?痛っ!」
のほほんと笑う弥空先輩。
先輩が言うなら大丈夫か。
そう思った時、弥空先輩の背後にあった生徒会室のドアがいきなりガチャ、と開いた。
ドアが先輩の背中に当たって先輩は悲鳴を上げる。一体誰が、と思って振り返るとそこにいたのは兎亜と天音先輩だった。

