氷河ちゃんは面倒くさがり

「俺のくせにって何。毒舌氷河ちゃん」

「ネーミングセンス壊滅的ですね。一度生まれ変わる事を提案します」

「死ねって事?酷くない?」


毒舌氷河ちゃん、って何。
長いし言いにくいし。



何よりネーミングセンスがない。
一度生まれ変わる、っていうのは、まぁ日頃の恨みを込めて、みたいな?

死ねって事?と言って泣き真似をする月宮先輩を、綺麗に無視して弥空先輩が続ける。


「祐希くんは今の組長の息子っていうのもあるけど、ちゃんと実力で上り詰めたんだよ」

「へぇ」

「氷河ちゃん、興味ないの?」

「まあ。あるとは言えないですね。で、それが恋華先輩達との関係に関わりが?」


先輩組長さんの息子なんだ。もしかして結構いいところのお坊ちゃま?


嘘、どうしよう。


そんな人に失礼な態度取ってるし、私冗談抜きで殺されるかも。

なんて言うと月宮先輩に揶揄われるのが見えているから、黙っておく。


恋華先輩達と月宮先輩の関係って何なんだろう?従兄妹とか?


面倒、なんて思えなくなってきている。面倒という一言で片付けられる問題ではない。