わたしは和総さんを抱き締め返すと、涙が溢れてきた。
こんなにわたしを大切にしてくれていた人のことを忘れていたなんて、、、わたしは
何て馬鹿なんだろう。
「和総さん、ごめんなさい、、、わたし、、、」
「謝らないで?エレナのせいじゃないよ。でも、、、思い出してくれて良かった。」
和総さんはそう言うと、わたしの頭を撫でながら、何度も「良かった、本当に良かった。」と繰り返し言った。
「わたし、、、こんなんじゃ、全然太陽じゃないですね。和総さんのこと照らせてない。」
「それなら、俺がエレナの太陽になるよ。エレナは、月で居てくれればいい。俺がエレナを照らすから、、、。」
和総さんはそう言い、わたしからそっと身体を離すと、涙顔で笑った。
「エレナ、ずっと俺の側に居て欲しい。俺の側に居てください。」
和総さんの言葉に、わたしは涙が溢れ出した。
そして、何度も頷きながら「はい。」と返事をした。
「ありがとう、エレナ。」
そう言って、再びわたしを抱き締める和総さん。
「好きだよ。」
耳元でその言葉が響き、わたしは「わたしも、好きです。」と答えた。
すると、わたしのお腹がグルグルと鳴り、その音に2人で笑った。
実は今日、まだ1食も食べていなかったのだ。
「コンソメスープが飲みたい。」
わたしがそう言うと、和総さんは「わかったよ。野菜たっぷりのだね?」と言い、わたしはそれに頷いた。



