メールチェッカー 【2】


和輝は、帰省で疲れが取れないままなのか、今夜は身体も重ねないまま夢の中へといざなわれた。

仕事も年末に向けてどんどん忙しくなるらしい。

疲労も重なっているらしく、珍しく小さないびきをかいている。


一方、横の環はパッチリと目が開いたままだ。

ただでさえ気がかりが多い今、愛情確認まで省かれてはたまったものではない。

疲れているのは見ればわかる。

そんな中、いくら久しぶりだからとは言え、自分の方からセックスを誘うのはなんだか気が引けた。


だが、あまりにすんなりと眠られては、何か他に理由があるのではないかとさえ疑ってしまう。


もしかしたら、横浜で他の誰かと――。

環の頭の中にはもう疑惑の二文字しかなかった。




和輝が深い眠りに就いたのを再び確認する。

環は布団を持ち上げ、ゆっくりと起きあがった。