『ポイントカード 変更のお知らせ』 来ていたメールは、CDショップからの広告メールだった。 ……良かった。 画面に向かって、大きく息を吐いた。 もしも大事なメールだったら、と勿論躊躇もした。 だが、こまめに確認をしないところを見ると、頻繁に重要なメールが来ているわけでもなさそうだ。 たぶんうまく行くだろうという不確実な確信ながらも、泉美は一か八かの賭けに出たのだった。 何食わぬ顔で開封したメールを削除すると、しばらくチェックできていなかった麻生とのメールのやりとりを全部調べあげた。