シンデレラのないしょ話 ~悪役令嬢だって恋をする~

「ほら! また、固まってる」
 くすくすと耳元で笑い声がひびくが、私はまだ固まったまま。

 あの日?私が王子様に恋をした日?
 
 王子様も私を見つけていたというの?

「あの時から、僕(ぼく)の胸(むね)には一つの明かりが灯(とも)ったんだ」

 私の心には闇(やみ)が入りこんだのに、あなたの胸(むね)には明かりが灯(とも)ったの?