夢の舞台はまさにその舞踏会(ぶとうかい)なのだ。

――シンデレラより先にお城に着いた私は、王子様にむかえられて舞踏会(ぶとうかい)会場へと()を進める。
 
――王子様の(ひとみ)は私だけしか映さず、私だけの手をとり、私だけとダンスをおどる。
 
――そう、まるで私がシンデレラであるかのように。
 
――おくれて到着(とうちゃく)するシンデレラ。
 
――でも王子様はシンデレラに目もくれず、ずっと私を見つめている。
 
――王子様は私の手にキスをして、こう言うのだ。
 
――「あなたこそ、私の運命(うんめい)の人」

 
 いやあああああああああああああああああああああああ!!!!!!