シンデレラのないしょ話 ~悪役令嬢だって恋をする~

「お姉様、そのドレス気に入った?」

 ふいに後ろから話しかけられ、おどろいて飛び上がりそうになった。

「あら、おどろかせちゃった?ごめんなさい」

「いいのよ、帰っていたのね」

「うん、今しがた」

 言いながらシンデレラは私に近付き、顔をのぞき込むようにしてもう一度聞いてきた。

「そのドレス、気に入ったの?」

「うん、シンデレラにすごく似合(にあ)うわ」
 私は正直な思いを口にした。