シンデレラのないしょ話 ~悪役令嬢だって恋をする~

 私のお弁当を作るための時間とか、ましてや私の新しい友人達への挨拶(あいさつ)のために、《混沌(こんとん)の森》まで足を運ぶ(ひま)などないのだ。

 仕方なく、お弁当はシンデレラに教わったレシピの中から、簡単そうなものを選んで自分で作っていく。

 事情(じじょう)を知っているペローオオカミは「ま、まあ一応食えるぜ」と、今一つほめきれていないほめ言葉をくれるけど、他の男達ときたら「見た目と料理の(うで)正比例(せいひれい)するんだな」とかなんとかコソコソ言っている。

 ふん!悪かったわね!