重い身体を起こし、ふろふらの足で洗面所に向かう。 鏡に映った私は泣きすぎてか、目は腫れ上がっている。 「…た、いき…。」 別れたのにまだ実感が湧かない。 もう会えないんだって。 自分でも重いって分かってる。 でも、私にとって大樹は生活の一部になっていた。 いつも傍にいる存在で、これからの生活が想像つかない。