「ふうー、あと1時間くらいは掛かるよね、、」 季節は真冬だというのに、着ているセーターは少し汗で湿っていた。 両手を腰に当て体を後ろにそらした。 「ちょっと休憩しようか?」 疲れた私を見かねてか、絵里佳が声をかけてきた。 壁に掛けている時計の針は昼の3時半を指していた。 「ううん、大丈夫。もうちょっとで大樹かえってきちゃうから、、、終わらせてしまいたい、、、絵里佳は大丈夫?」 「余裕余裕!」と絵里佳はニカっと笑う。 「、、、ありがとう」