ずっと君が好きだった~やっぱり好き!忘れなれない!諦められない!

「久しぶり」
30年経ってお互い年を取ったが、月日を感じない。
「黙っててごめんなさい」
いや、謝るのは俺の方でしょ。
「育ててくれてありがとう」
このまま30年前に戻ったようだ。

「いえ、私の娘ですから」
…、彼女は30年前には戻ってないようだ。

「実は…、香那を口説いているやつがいるんだが、どうも二股みたいなんだ
フランス帰りのパティシエで美人の秘書を連れて歩いてる」
若造の話を彼女に話した。
香那を垂らしの男に弄ばれたら困る。
もちろん彼女も同意してくれると思ってたのに、
「佳那斗は果那を知らないから
たぶんあの娘は大丈夫
もし失敗しても、自分で考えることが出来るから」

忘れてた。
ここの家系、男を見る目がないんじゃない。
男を頼らず生きていく家系だった。

「でも、ありがとう
香那にはあなたのこと話しても良いかしら」

「もちろん」
こんな嬉しいことはない。
香那から少しでも頼られるように頑張ろう。