「そういうわけにはいかないだろ!人生に一度の高校の入学式だぞ!それに俺は頼まれたんだ!父さんと紀穂さんに、直の入学式に出て写真を撮ってくれって!だから…」
そんなどこぞのボクサーみたいに燃え尽きないでよ…
「じゃあ俺が行こうか?大学の入学式はもう終わってるし、その日はたしか午後からオリエンテーリングだって入学案内に書いてあったから。」
さすが、一ノ瀬家の救世主、優兄。
どんな時でも優しいんだから惚れちゃわないわけにはいかないよね!
「ほ、ほんとか!?優!!!」
りっちゃんがガバリと起き上がり、優兄の手を握りしめる。
「うん、直が俺で良ければだけど。」
「いいに決まってるじゃん、いや、むしろ律兄より…なんでもない!」
直君、今律兄よりいいって言おうとしましたね?
私にはわかるよ!
だって二年前のあたしと玲の入学式、りっちゃんは写真撮りまくりプラス大きな声での声援、号泣で先生にイエローカード出されたくらいなんだから。
そんなどこぞのボクサーみたいに燃え尽きないでよ…
「じゃあ俺が行こうか?大学の入学式はもう終わってるし、その日はたしか午後からオリエンテーリングだって入学案内に書いてあったから。」
さすが、一ノ瀬家の救世主、優兄。
どんな時でも優しいんだから惚れちゃわないわけにはいかないよね!
「ほ、ほんとか!?優!!!」
りっちゃんがガバリと起き上がり、優兄の手を握りしめる。
「うん、直が俺で良ければだけど。」
「いいに決まってるじゃん、いや、むしろ律兄より…なんでもない!」
直君、今律兄よりいいって言おうとしましたね?
私にはわかるよ!
だって二年前のあたしと玲の入学式、りっちゃんは写真撮りまくりプラス大きな声での声援、号泣で先生にイエローカード出されたくらいなんだから。



