「おーい、何やってんの!スポドリ足りないよ!」
葉ちゃんの声にあたしは思わずそのペンキの塗られたタオルを隠した。
「はーい!ほら、あたしは平気だから二人はドリンクの水を用意してくれる?あたしは粉取ってくるから!」
納得してない顔の愛奈ちゃんと心配そうな表情を浮かべた咲耶ちゃんをうながすとあたしは準備室に向かう。
冷静を保ちつつも、頭の中ではある人物がよぎってしまう。
浅丘君のことを好きな女の子。
浅丘君はモテモテだからそんな子たくさんいる。
中学時代、ストーカーまがいのことしてたらしいよ。
そんなことを言ったみのりんの顔が浮かぶ。
このタオルは真兄が誕生日にくれたもの。
送られてきた手紙、なくなった体操服。
気のせい、じゃないのかな。
だけど疑いたくない。
だってせっかく友達になったんだよ。
違うよ、きっと…
そう信じたいのに、浮かんでしまう顔。
…ミカリン、信じていいんだよね?
葉ちゃんの声にあたしは思わずそのペンキの塗られたタオルを隠した。
「はーい!ほら、あたしは平気だから二人はドリンクの水を用意してくれる?あたしは粉取ってくるから!」
納得してない顔の愛奈ちゃんと心配そうな表情を浮かべた咲耶ちゃんをうながすとあたしは準備室に向かう。
冷静を保ちつつも、頭の中ではある人物がよぎってしまう。
浅丘君のことを好きな女の子。
浅丘君はモテモテだからそんな子たくさんいる。
中学時代、ストーカーまがいのことしてたらしいよ。
そんなことを言ったみのりんの顔が浮かぶ。
このタオルは真兄が誕生日にくれたもの。
送られてきた手紙、なくなった体操服。
気のせい、じゃないのかな。
だけど疑いたくない。
だってせっかく友達になったんだよ。
違うよ、きっと…
そう信じたいのに、浮かんでしまう顔。
…ミカリン、信じていいんだよね?



