「7日だけど。」
直君が漫画から目を離さずに言った。
その一言にまるで漫画のワンシーンのようにりっちゃんは持っていた玲の靴下を手から落とした。
「な、な、なにぃ!?7日だと!?」
りっちゃんが立ち上がった拍子にせっかく畳んだタオルの山(一ノ瀬家は一気に四人が使うので毎回量が半端ない)が無残に崩れ落ちる。
「うん、入学式は7日。たしか始業式と一緒だし。」
同じく手に持っている漫画から一切目を離さずに追い打ちをかける玲さん。
うん、なんかこの二人、似てきたかも…
いや、このうちにこれ以上冷徹モンスターを増やすわけにはいかない!
なんとしてでも阻止しなくちゃ!
「俺…その日は就職説明会の講義が…!!!」
りっちゃん、そんなこの世の終わりみたいな顔しちゃって。
「別にいいよ、高校の入学式なんて親来ないやつも多いだろうし、律兄はそっち優先しなよ。」
玲がようやく読み終わった3巻を手に取りながら直君が言った。
直君が漫画から目を離さずに言った。
その一言にまるで漫画のワンシーンのようにりっちゃんは持っていた玲の靴下を手から落とした。
「な、な、なにぃ!?7日だと!?」
りっちゃんが立ち上がった拍子にせっかく畳んだタオルの山(一ノ瀬家は一気に四人が使うので毎回量が半端ない)が無残に崩れ落ちる。
「うん、入学式は7日。たしか始業式と一緒だし。」
同じく手に持っている漫画から一切目を離さずに追い打ちをかける玲さん。
うん、なんかこの二人、似てきたかも…
いや、このうちにこれ以上冷徹モンスターを増やすわけにはいかない!
なんとしてでも阻止しなくちゃ!
「俺…その日は就職説明会の講義が…!!!」
りっちゃん、そんなこの世の終わりみたいな顔しちゃって。
「別にいいよ、高校の入学式なんて親来ないやつも多いだろうし、律兄はそっち優先しなよ。」
玲がようやく読み終わった3巻を手に取りながら直君が言った。



