「これはいる、これは…うん、もしかしたらいるかもしれないし…」
卒業式から1日経って、あたしはその余韻に浸ることなく引越しの準備に追われてる。
東京に引っ越すのは入学式の2日前。
だからあと一ヶ月近くあるんだけど、春休みは色々予定があるから、早めに用意しとかなくちゃ。
それに一度東京に荷物を送って真兄の部屋で整理しなくちゃいけないから。
「これは…うーん…」
このぬいぐるみは昔大好きだったクマのポンポン。
ちなみに名付け親は玲。
玲ってば昔はこのポンポンがいなきゃ眠れなかったんだから。
プププ、かわいいとこあるんだよね!
「…いらないでしょ、捨てなよ。」
目の前からポンポンが消えたかと思えば、ボサッとゴミ袋にポンポンが!飛んでった、いや、正しくは投げ飛ばされた!
「何するの!」
「さっきから全然進んでないじゃん、この部屋でまだ生活するんだから荷物散らかさないでくれる?」
卒業式から1日経って、あたしはその余韻に浸ることなく引越しの準備に追われてる。
東京に引っ越すのは入学式の2日前。
だからあと一ヶ月近くあるんだけど、春休みは色々予定があるから、早めに用意しとかなくちゃ。
それに一度東京に荷物を送って真兄の部屋で整理しなくちゃいけないから。
「これは…うーん…」
このぬいぐるみは昔大好きだったクマのポンポン。
ちなみに名付け親は玲。
玲ってば昔はこのポンポンがいなきゃ眠れなかったんだから。
プププ、かわいいとこあるんだよね!
「…いらないでしょ、捨てなよ。」
目の前からポンポンが消えたかと思えば、ボサッとゴミ袋にポンポンが!飛んでった、いや、正しくは投げ飛ばされた!
「何するの!」
「さっきから全然進んでないじゃん、この部屋でまだ生活するんだから荷物散らかさないでくれる?」



