ミカリンが言い放つ。

「私昔からバスケ部とか運動部に所属して偉そうにしてる奴らが大キライ。特にバスケなんかしてる人はロクデモナイわ。」

む、ムカ!!!

さすがにこれは黙っていられない!!!

「あ、あのねえ!みんな真剣にバスケやってるよ!何も知らないのにそういうこと言わないでよ!」

言い切った後、ハッとした。

あ、あたしやっちゃった?

目の前のミカリンは…

うつむいたまま。

怒ってる!?

「…そうね、ごめんなさい。人を見た目で判断しちゃダメよね。けどあたし、中学の時バスケ部の人にひどいことたくさんされたの。」

えっ?

そうなの?

「愛には話すけど…私卓球部で、体育館をよくバスケ部と一緒に使ってたの。それで女バスの子からデブだとかブスだとか言われて。それが結構辛かったのよ。」

そうだったんだ…

何も知らないであたし、無神経なこと言っちゃったのかな。

女の子が一番傷つくもん。