下から見上げた顔も冷酷なこと。

しかもよりいっそう見下されてる感がすごい。

「愛姉!これあげる!」

そしてピョコンと玲の後ろから顔を出すのは直君。

あたしは起き上がると直君からなにやら紙切れを受け取った。

そこには「春日台高校軽音部主催!卒業ライブ!」
とプリントされたもの。

「俺これに出るんだ!見にきてよ!二人とも!」

「へえ、すごいね!」

直君毎日楽しそうに部活してるもんね。

「直!俺も行きたい!」

り、りっちゃん…

あなたいつから湧いたの…

「なんでこの部屋にみんな集まってくるの。」

「俺は洗濯ものを持ってきたの!ほら!」

玲の言葉にりっちゃんが答える。

「えーっと、2月27日…あーっ!!!俺この日バイトだ…」

すると直君がりっちゃんの肩をたたいた。

「大丈夫、りっちゃんも見れるよ。場所見て!」

「ん?開催場所…カフェアンドバーmoon light…!?えっ!、俺のバイト先!?」