愛へ

もう女の子ってわかった時から名前は決めてる!

愛、あい、アイ!

かわいいし、読みやすいし、きっとたくさんの人から呼ばれる。

俺は確信してる!

ちなみになんとも奇跡、俺の名前のアキとユイから一文字ずつとってもアイになるんだ。

この手紙を愛が読むのは十八年後、俺はその時38歳、もうオッさんだな。

手紙を書こうって言ったのは俺、唯にはロマンチックすぎるなんて怒られちゃったけど本人は今目の前で楽しそうにシール貼りまくってる。

唯のそういうところ、俺は好き。あ、これは惚気。

愛もきっとこの手紙を渡したら、パパ夢見すぎ!って怒るかな?

いや、男はいつまでも夢とロマンに溢れるべきだ!

俺はすごく幸せだ。

一つは唯と結婚できたこと。大好きな彼女をお嫁さんにできるなんてこの上ない幸せ。

そして、愛が俺たちのところに来てくれたってこと。

子供は親を選んできてくれるって話、あれが本当なのかはさておいて俺は愛が俺の新しい宝物になることをすごく楽しみにしている。

これからのことはわからない、だけど自信を持って言えるのは愛が大好きで、何よりも大切で、守り抜くってこと。

それだけは俺の中で決まってる。

唯と愛と、家族になれるなんて俺はきっと世界で1番幸せな男だ。

愛にはたくさんの人から愛される未来が待ってる。

ずっと笑ってられるように俺は寒いギャグでもなんでも飛ばすから。

悲しくなった時、辛い時も必ず!

パパ嫌い!って言われてもしつこくまとわりつくから、覚悟しといてな!

この手紙を読んだとき、愛のそばでニヤニヤできますように!

最後に、愛、大好きだ!!!


愛のパパ、神崎暁より