そう言われるとなんとも言えないあたし。

「でもあの人、結構変わってるって前から言われてるよね。勉強はすごくできるみたいだけど。」

そうなんだ…

まだテストとかしてないからミカリンの成績はわからないけど話す内容からして頭良さそうだもんな…

「そういえば、愛ちゃん、浅丘君とは仲良くやってる？」

みのりんがニヤニヤして言う。

「うーん、…まあ、エヘヘ…」

「もう！惚気ちゃって〜〜…あ、そうだ！相沢さんって確か浅丘君と同中だよね。」

えっ！！！

そうなの！？

初耳なんだけど！

「そうだ！モヤモヤしてたことわかった！相沢さん、ずっと浅丘君のこと好きで、中学時代ストーカーまがいのことしてたって聞いたことある！だからなんで愛ちゃんと仲良いのかなってずっと思ってたんだ。」

いっぺんに多すぎる衝撃事実を話されて頭が混乱する。

ミカリンが、浅丘君のことが好き！？

でもさっき聞いた時はタイプじゃないって言ってたし、前に浅丘君が電子辞書借りた時もそんな風ではなかったし…