あ、浅丘君…

そんなことまで考えてくれてるの?

「…なるほど、…でもまだわからないからな!認めたわけじゃない!が!しかし!今日は愛の誕生日だ!だからまず君を試す!よし、ジャガイモを剥いてみろ!」

は?

なにいってるの?

「男は料理もできないとだめな時代だ。スポーツばっかりやってろくに家事もできない奴とはとても結婚なんて…」

「手伝います、お兄さん。」

ええっ!?

いいの?

「大丈夫だよ、俺割と料理得意だから。よく恵海とお菓子とか作ってるし。」

料理もできるとか、完璧すぎだよ…

「ただいまー!愛、みいが愛にクッキー焼いてきてくれたよ!」

「ただいま!愛姉!秋山が愛姉にこれ!誕プレだってさ!」

「なんなの、うるさい…」

あー!もう!

次から次へ!

みんな今日遅くなるって言ってなかった!?

りっちゃんバイトは!?

あー!もう!

本当に浅丘君、ごめんね!