「だから愛と結婚したいって言うのか!?そうなのか!?」

け、結婚!?

誰がいつそんなことを…

「り、りっちゃん!」

「お兄さん…!いつからそこに!?」

「俺はまだ君のお兄さんではない!!思ったより用事が早く済んでそしてついさっき愛と玲のためにご馳走を作ろうとスーパーに行ってきたところだ!!」

まあまあ、ご丁寧にわかりやすく説明までつけてくださって…

ていうか、さっきあたしから浅丘君にキスしたの、見られてないよね?

あの瞬間見られてたらあたし今日18になったばかりだけどもう恥ずかしさで死んじゃうよ!

「で!どうなんだ!さっきの言葉、プロポーズか!?愛とは真剣なのはもちろん、そういう先のことまで考えて付き合ってるのか?」

あー!もう!

りっちゃんって大人っぽい通りこしておじさんだよね、いやむしろもうお父さんだよ、その風格!

「俺は…そのつもりです。愛とずっと一緒にいて、いつか、俺が愛を幸せにできるように一人前になったらそうしたいです。」