一ノ瀬さん家の家庭事情。LAST season

優しくて、そりゃモテないわけないよね。

みんな好きになっちゃうよ。

「寒いし、家でいいかな?」

「えっ!いいの!?お兄さんは?」

浅丘君、それは大丈夫なのだ!

「今日はみんないないから。」

「そ、そっか…」

ごめんなさい、りっちゃん、強烈だもんね。

にしても浅丘君が家に来て、二人きりってあたしなかなかすごいことしでかそうとしてる?

いやいや!

今日はそんな目的じゃないし!

あくまで!

ちゃんと話しがしたいから一番落ち着けるのは我が家かなっていう判断だもん!

家に着くと一応誰もいないことを確認。

今日浅丘君がくることはりっちゃん以外の三人は知ってる。

優兄なんて天使だからミラちゃんからもらったらおいしいアップルティー飲んでもいいって言ってくれた。

「お邪魔します!」

浅丘君、そんなにかしこまらなくても…

誰もいないのに…!

「えっと、先にリビングで待ってて!あたしお茶用意するから!」

「手伝うよ!」

「いいの!お客さんは座ってて!」