ミカリン!?

ミカリン今なんて!?

「す、す、好きな人!?」

「そうよ!悪い?」

悪くないです!

むしろ良いと思います!

で、気になるのは…

「この学校の人?」

「ううん、同い年の南男子なの。」

南男子…ってことは男子校なのか!

年上だなんてさすがミカリン!

「ま、受験も終わったし、お礼も兼ねてね。あたしが苦手だった理系科目教えてくれてたわけだし。」

ミカリンたらすっかり恋する乙女だ。

「なにニヤニヤしてんのよ、早く食べて感想聞かせなさいよ!」

ハイハイ!

わっ!

本当に初心者!?

見た目はすごく綺麗でまるでお店のチョコレートみたい!

「ネットで調べたら一番作りやすそうだったのがクッキーだったんだけど自分で試食しててもわかんなくて…」

ブツブツ言ってるミカリンを横目にクッキーを口に入れた。

「ど、どう?美味しくないならはっきり言ってよ!」

「んー!おいしい!」