小柄な体型と女の子顔負けの可愛さ、そして底抜けに明るい性格から我がバスケ部のムードメーカー的存在。

ちなみにバスケ部一身長が低いのでマネージャーのあたしとセットでチビーズと不本意なチームを組まされている。

「あっ、クラス貼り出されてる!!見にいこうぜ!」

「葉ちゃんじゃ見えないでしょ?」

会話に入ってきたのは去年同じクラスだった柚之木君。

春休み明けてからチャラさが増してるのは気のせい?

耳のピアス、一つ増えてるような…

いくらうちの高校、校則緩めだからって受験生のやることじゃないよね…

「なにぃ!?これでも身長伸びてんだぞ!今回の身体測定みてろよ!?」

ピョンピョンと飛び跳ねる葉ちゃんとそれを見て呆れるほのちゃん。

「愛、宿題できた?この前数学途中だったから…」

「うん!あの後優兄に教えてもらえたから。」

春休み、部活が忙しくてなかなか二人で会えなかったあたしたちは恒例の図書館で真面目にお勉強デート。