月光が照らす夜、君と、もう一度。



夕ご飯を終えると香苗達はお風呂に入る。

私はその間、食器の片付けと洗濯物を回す。

普通の生活をしていたら今の時間ゲームしてたり漫画を読んでいたりしていたのだろうか…。

そしてあの二人にも…、って考えてもキリがない。私もお風呂入る準備しよっと。

「2人とも〜、お風呂交代ね」

「「分かった〜」」

…二人っていつも言う事被ってる…。やっぱ双子の力ってすごいな…。

二人が出るまでの時間、そんなことを考えていた。




私がお風呂を出た時には二人はもう部屋に行っていた。

風邪をひかないように早く髪を乾かすと、私は二人の部屋へ行き、電気がついているか確認した。

…電気は…消えてるね。

消えていることを確認した私は音に気をつけて玄関へ向かって外へ出た。