「あー、なんかちょっと用があってこっち来たんだよ。それでインターホン鳴らしても全然出てこねーから入ってみたらお前が倒れてて…まじ死ぬかと思った」
「うっ…ごめんなさい」
「ま、良かったよ」
そういって私の頭を撫でた。
「そ、それで、用って?」
「あー、それなぁ…」
夜摩は少し戸惑っていたけど、何かを覚悟したように頭を上げ、私に言った。
「あのさ、結愛」
「これから、俺は結愛のそばにいた方がいい?」
「へっ?」
予想外の質問に、私は頭が追いつかなかった。
けど、私は考えるよりも先に言った。
「も、もちろん…!!」
ほんの少しの期待を加えて。
「だけど、俺たちが一緒にいるためには、1つ、言わなきゃいけない事があるんだ」
思いのほか、夜摩の真剣な顔に、ゴクリと息を飲んだ。
「いいか、落ち着いて聞けよ…」

