月光が照らす夜、君と、もう一度。


「あー、なんかちょっと用があってこっち来たんだよ。それでインターホン鳴らしても全然出てこねーから入ってみたらお前が倒れてて…まじ死ぬかと思った」


「うっ…ごめんなさい」


「ま、良かったよ」


そういって私の頭を撫でた。


「そ、それで、用って?」


「あー、それなぁ…」

夜摩は少し戸惑っていたけど、何かを覚悟したように頭を上げ、私に言った。


「あのさ、結愛」




「これから、俺は結愛のそばにいた方がいい?」



「へっ?」


予想外の質問に、私は頭が追いつかなかった。


けど、私は考えるよりも先に言った。


「も、もちろん…!!」


ほんの少しの期待を加えて。


「だけど、俺たちが一緒にいるためには、1つ、言わなきゃいけない事があるんだ」


思いのほか、夜摩の真剣な顔に、ゴクリと息を飲んだ。



「いいか、落ち着いて聞けよ…」