次の日、私はいつも通りの時間に起きて、いつも通り制服に着替えて支度をした。

…のに、いつもの違う気がするのは何故だろう?

まぁ、夜摩の存在が原因だと思うけど。

でも、人生が明るい方向に向いている気がした。




学校の門をくぐっていくと、私は直ぐに違和感を感じた。


──────誰かの視線?


そう、私は誰かに見られている気がする。

…それも大人数。


多分、この学校の人たち。


そりゃ、そうだよなぁ。あんな学校のど真ん中でイケメンと堂々と話してたんだもんなぁ。