月光が照らす夜、君と、もう一度。



「あのっ、ごめん。私が早く決めなかったからだよね」

私のしゅんとした姿に、夜摩は眉を寄せた。

「いや、違うよ。優愛には好きなものを食べて欲しかっただけだ。悪いのは母さんだよ」

「そうそう。悪いのは私じゃないけど、優愛ちゃんは気にしなくて大丈夫だからね?」

…2人とも優しい…。

私の安心した姿を目にした暁美さんは、「しょうがない」とつぶやき、

「今日はチャラにしてあげるわよ!!」

と豪快に言った。


って、えーーーー!?


あのスイーツの量が無理で…?


「母さん、サンキュ」


隣の夜摩は嬉しそうに暁美さんに言った。


「ほ、本当に良いんですか?」


「優愛ちゃんがいるから特別に、ね?」


「あ、ありがとうございます!!」