私はそう思うと、体が震えだした。

…でもね、夜摩。

私は夜摩にすっごく会いたかったんだよ?

今までも、今でも…。

だからね、


「会えるよ、…会いたい」


この言葉を待っていたのか、夜摩は私の言葉を聞いた時、パッと顔が明るくなった。

「またね、優愛」

「うん、また」


そして私は夜摩達の前から姿を消した。


「チェッ、2人は最後まで俺を空気扱いかよぅ!」

――也磨斗がそう呟いたことを知らずに。