「…会うの…4年ぶりか、」 うん、そうだよ…、"あれ"からもう4年もたったんだよ…。 「あーそっか、そうだよな…」 そのとき、夜磨は何かを思い出したのか、私から目を逸らした。 「あのさ…」 ――私はその先を聞きたくない。 「俺…」 …お願い、もう言わないで。忘れて欲しい…。 私は思わず目を瞑った、 と、そのとき――。