神殺しのクロノスタシス2

しかし、諦めないシルナ。

三代目シルナオオカマキリ、爆誕。

もうやめとけよ。

お前は良いとして、周囲への被害が。

三代目シルナオオカマキリは、ようやく令月の教室に戻ってきた。

令月は既に食事を終え、何をしているのかと思ったら。

例の書道道具を出して、手入れしていた。

偉い。

筆とか硯って、ちゃんと手入れしておかないと、すぐダメになるからな。

よくいるじゃん。小学校のとき。

硯全然洗わないで、ガビガビにしてる男子。

それに対し、令月の硯は、舐められるほどに綺麗に手入れされていた。

こういうところは性格が出るよなぁ…。ってか鉛筆使えよ…と思っていると。

そこに。

思いもよらぬ人物が、二年Aクラスにやって来た。

「我ら、イーニシュフェルト魔導学院新聞部!」

「ここに、今話題の季節外れの編入生がいると聞いて!」

「突撃取材に来ました!」

シルナオオカマキリもびっくり。

例の、ベルカ、アスミ、フウカの三人の新聞部が、突撃取材にやって来た。