神殺しのクロノスタシス2

イーニシュフェルト魔導学院学生寮の起床時間は、六時半。

そして、30分ほどの間を置いて、午前七時から朝食となる。

つまり、その30分の間に、起きたり着替えたり、今日の授業の準備をしたりと、身支度を整えれば良いのだが。

如何せん、全てを一分で済ませてしまった令月は、その30分の間、何もやることがない。

何をやるのだろうと思っていたら。

その場で屈伸をしたり腕立て伏せをしたりと、朝のストレッチに精を出していた。

しかも、超速い。

何やら朝のストレッチメニューが決まっているらしく、屈伸を10回やったと思ったら、腕立て伏せを10回。

その後腹筋運動、背筋、レッグレイズ、スクワット、プランクそれぞれ10回、を3セット行っていた。

朝から良い汗かいてんじゃねぇよ。

その間ルームメイトは、眠たそうにのろのろとパジャマを脱ぎ、制服に着替え。

眠気を晴らすように顔を洗って。

えーっとあのテキスト何処やったっけ、今日提出する課題は…と、確認していた。

そう。それで良い。

イレース辺りは、多分「そのくらい寝る前に準備しておくべきです」と言うだろうけど。

まだ二年生なんだ。そのくらいで良い。

少なくとも、横で180度開脚して柔軟運動やってる奴より、余程健全な学生だ。

めちゃくちゃシュールな光景なんだけど。

つーかあいつ、身体柔らか過ぎだろ。

軟体動物みたいになってるぞ。

ビールマンポーズが美しいのなんの。