そして。
ついに、その日がやって来た。
「初めまして。聖魔騎士団魔導部隊から派遣されてきました、クュルナと申します」
うら若きシルナ・エインリーの手駒…ならぬ、聖魔騎士団の魔導師がやって来た。
「今日からしばらく、『炎魔法基礎Ⅰ』の授業を担当します。宜しくお願いします」
…へぇ、この女が。
クラスメイトは、これが本物の魔導部隊の魔導師かと、興味津々にクュルナを眺めていたが。
僕は、あまり彼女の方を見なかった。
余計なことを、勘繰られたくなかったからだ。
あくまで僕は、毒にも薬にもならない、ただの一生徒でなくては。
それに、今は少し見るだけで良い。
しばらく、と彼女は言った。
つまりこれからしばらくの間、『炎魔法基礎Ⅰ』の授業は、彼女が担当しに来るのだ。
だったら、ゆっくり品定めしていけば良い。
焦る必要はない。
じっくりと、時間をかけて…見せてもらうとしようか。
何故この人が、ここに来たのか。
そして、何故この人が、シルナ・エインリーの犬になることを選んだのかを。
ついに、その日がやって来た。
「初めまして。聖魔騎士団魔導部隊から派遣されてきました、クュルナと申します」
うら若きシルナ・エインリーの手駒…ならぬ、聖魔騎士団の魔導師がやって来た。
「今日からしばらく、『炎魔法基礎Ⅰ』の授業を担当します。宜しくお願いします」
…へぇ、この女が。
クラスメイトは、これが本物の魔導部隊の魔導師かと、興味津々にクュルナを眺めていたが。
僕は、あまり彼女の方を見なかった。
余計なことを、勘繰られたくなかったからだ。
あくまで僕は、毒にも薬にもならない、ただの一生徒でなくては。
それに、今は少し見るだけで良い。
しばらく、と彼女は言った。
つまりこれからしばらくの間、『炎魔法基礎Ⅰ』の授業は、彼女が担当しに来るのだ。
だったら、ゆっくり品定めしていけば良い。
焦る必要はない。
じっくりと、時間をかけて…見せてもらうとしようか。
何故この人が、ここに来たのか。
そして、何故この人が、シルナ・エインリーの犬になることを選んだのかを。


