令月の素晴らしい度胸は、ひとまず横に置いておくとして。
問題は、令月の両親だ。
他人事ながら、大変胸糞悪くなる話だ。
「…」
シルナも、無言だが、不機嫌そうな表情だった。
それもそのはずだ。
我が子を、魔導適性がないからといって、家から追い出すなんて。
それどころか、家族として認めないなんて、とんでもない。
魔導適性の有無は、遺伝によるものが大きいと一般的には言われているが。
遺伝だけが全てではない。
ただ、「両親が魔導師なら、その子も魔導適性がある」傾向が強いというだけで。
両親が魔導師だからといって、必ずしも子供に魔導適性が遺伝するとは限らない。
逆もまたしかり、だ。
両親は全く魔導適性がないのに、何故か子供に魔導適性があった、なんてこともよくある。
何度も言うように、遺伝だけが全てではないのだ。
だから令月みたいに、魔導師一家に生まれたけど、魔導適性には恵まれなかった、なんてケースは、何処にでもある。
イーニシュフェルトに来ている生徒達からも、ちらほら話を聞く。
「私の家系、全く魔導適性がなかったのに、何故か私だけ魔導適性があるんです」とか。
「うちの家族は、姉だけ魔導適性がなくて、別の道に進んだんです」とか。
魔導適性と遺伝との関係は、未だに解明されていない未知があるのだ。
それなのに。
「…辛い思いをしたんだね」
シルナが、令月の背中をさすってあげていた。
そう。令月がここに来るまでに、どれだけ片身の狭い、辛い思いをしてきたか。
考えるだけで、令月の家族をぶん殴りたくなってくる。
今目の前にいたら、絶対殴ってる。
魔導適性がないなら、家を出ていけだと?
魔導適性がないから、家族の一員として認めないだと?
ふざけるな。
下らない小細工をしてまで、魔導学院に何とか入ろうとした令月の心中を思うと、言葉が出ない。
問題は、令月の両親だ。
他人事ながら、大変胸糞悪くなる話だ。
「…」
シルナも、無言だが、不機嫌そうな表情だった。
それもそのはずだ。
我が子を、魔導適性がないからといって、家から追い出すなんて。
それどころか、家族として認めないなんて、とんでもない。
魔導適性の有無は、遺伝によるものが大きいと一般的には言われているが。
遺伝だけが全てではない。
ただ、「両親が魔導師なら、その子も魔導適性がある」傾向が強いというだけで。
両親が魔導師だからといって、必ずしも子供に魔導適性が遺伝するとは限らない。
逆もまたしかり、だ。
両親は全く魔導適性がないのに、何故か子供に魔導適性があった、なんてこともよくある。
何度も言うように、遺伝だけが全てではないのだ。
だから令月みたいに、魔導師一家に生まれたけど、魔導適性には恵まれなかった、なんてケースは、何処にでもある。
イーニシュフェルトに来ている生徒達からも、ちらほら話を聞く。
「私の家系、全く魔導適性がなかったのに、何故か私だけ魔導適性があるんです」とか。
「うちの家族は、姉だけ魔導適性がなくて、別の道に進んだんです」とか。
魔導適性と遺伝との関係は、未だに解明されていない未知があるのだ。
それなのに。
「…辛い思いをしたんだね」
シルナが、令月の背中をさすってあげていた。
そう。令月がここに来るまでに、どれだけ片身の狭い、辛い思いをしてきたか。
考えるだけで、令月の家族をぶん殴りたくなってくる。
今目の前にいたら、絶対殴ってる。
魔導適性がないなら、家を出ていけだと?
魔導適性がないから、家族の一員として認めないだと?
ふざけるな。
下らない小細工をしてまで、魔導学院に何とか入ろうとした令月の心中を思うと、言葉が出ない。


