「…ちっ」
避けやがった。この女。
割と不意打ちのつもりだったんだけどな。
もしくは、僕がそうすることを見越していたのかもしれない。
だって。
「…この愚か者め」
「え?」
ヴァルシーナは、お返しとばかりに。
巨大な魔力の刃で、僕の胴体を綺麗に、一刀両断した。
ぶつ切り。
ナジュ・アンブローシアのぶつ切り。グラムいくらだろう。
あ、誰も要らないか。
「いたたた…」
僕は、這いずりながら、真っ二つにされた下半身と上半身をくっつけた。
酷いことをすると思わないか?
いくら僕が不死身だからって。
そんなスライサーみたいなノリで、ぶつ切りにするなんて。
「不死身じゃなかったら死んでましたよ、僕」
はい、下半身再生完了。
これで死ねてたら、楽だったのになぁ。
いかに不死身と言えど、真っ二つにされたら、それなりに痛いんだからな。
痛覚がなくなる訳じゃないんだぞ。
そこ、分かってるか?
「先に仕掛けてきたのは、お前だろう」
「まぁ、そうなんですけど…」
それどころか、殺すつもりで仕掛けたもんな。
そりゃ真っ二つにもされるよ。
あぁ痛かった。
「お前は、最も愚かで、最悪な選択をした」
「…」
「シルナ・エインリーに洗脳されたせいだ。お前の望む悲願を、綺麗事で飾り立て、自分の手駒にする…。あいつの、いつものやり方だ」
で、僕もそれに引っ掛かった、愚か者だと。
あぁそうかい。
どうせ僕は、愚か者だよ。
でも愚か者なのは、今に始まったことじゃない。
「憐れな男。私の手を取っていれば、お前の望みを叶えてやれたものを。自ら首を絞めるような真似をして」
「えぇ…。それは、そうなんですけど…」
見事上半身と下半身が合体したので、よろよろと起き上がる。
あぁ、痛かった。
「…約束、したもんですから」
他ならぬ、世界で一番愛しい人に。
たった一言、「生きて」って。
だから僕は、もう死にたがりじゃない。
生きる。
生きて生きて生きて、最後の血の一滴になるまで、生きることを諦めない。
だって。
「…僕、好きな女の子の前では、格好つけたい系男子なんで」
そう言うと、君はおちょくって笑うだろう。
でも、あれって、僕本気だから。
僕達が許される日は、少なくとも、今日ではない。
避けやがった。この女。
割と不意打ちのつもりだったんだけどな。
もしくは、僕がそうすることを見越していたのかもしれない。
だって。
「…この愚か者め」
「え?」
ヴァルシーナは、お返しとばかりに。
巨大な魔力の刃で、僕の胴体を綺麗に、一刀両断した。
ぶつ切り。
ナジュ・アンブローシアのぶつ切り。グラムいくらだろう。
あ、誰も要らないか。
「いたたた…」
僕は、這いずりながら、真っ二つにされた下半身と上半身をくっつけた。
酷いことをすると思わないか?
いくら僕が不死身だからって。
そんなスライサーみたいなノリで、ぶつ切りにするなんて。
「不死身じゃなかったら死んでましたよ、僕」
はい、下半身再生完了。
これで死ねてたら、楽だったのになぁ。
いかに不死身と言えど、真っ二つにされたら、それなりに痛いんだからな。
痛覚がなくなる訳じゃないんだぞ。
そこ、分かってるか?
「先に仕掛けてきたのは、お前だろう」
「まぁ、そうなんですけど…」
それどころか、殺すつもりで仕掛けたもんな。
そりゃ真っ二つにもされるよ。
あぁ痛かった。
「お前は、最も愚かで、最悪な選択をした」
「…」
「シルナ・エインリーに洗脳されたせいだ。お前の望む悲願を、綺麗事で飾り立て、自分の手駒にする…。あいつの、いつものやり方だ」
で、僕もそれに引っ掛かった、愚か者だと。
あぁそうかい。
どうせ僕は、愚か者だよ。
でも愚か者なのは、今に始まったことじゃない。
「憐れな男。私の手を取っていれば、お前の望みを叶えてやれたものを。自ら首を絞めるような真似をして」
「えぇ…。それは、そうなんですけど…」
見事上半身と下半身が合体したので、よろよろと起き上がる。
あぁ、痛かった。
「…約束、したもんですから」
他ならぬ、世界で一番愛しい人に。
たった一言、「生きて」って。
だから僕は、もう死にたがりじゃない。
生きる。
生きて生きて生きて、最後の血の一滴になるまで、生きることを諦めない。
だって。
「…僕、好きな女の子の前では、格好つけたい系男子なんで」
そう言うと、君はおちょくって笑うだろう。
でも、あれって、僕本気だから。
僕達が許される日は、少なくとも、今日ではない。


