「…やれやれ、全く男達と来たら」
イレースが、溜め息混じりに言った。
「そんなことまで口に出さなければ伝わらないなんて、何処までも間抜けで、見ていられませんね」
だろ?
もっと言ってやってくれよ。
「学院と、ベリクリーデさんの護衛は、私の方で手配します」
「イレースちゃん…」
「早く行きなさい。そして…帰ってきなさい。三人で」
三人。
俺とシルナと。
そして、ナジュだ。
「…ありがとう。イレースちゃん」
「気を付けて」
シルナは、俺を見た。
俺もまた、シルナを見た。
「行こう、羽久」
「あぁ」
シルナの罪を、シルナのせいだけにはさせない。
共に背負い、分かち合い、そして…一緒に生きるのだ。
ナジュと同じ。
俺達は、ずっと共に在ることを決めたのだから。
イレースが、溜め息混じりに言った。
「そんなことまで口に出さなければ伝わらないなんて、何処までも間抜けで、見ていられませんね」
だろ?
もっと言ってやってくれよ。
「学院と、ベリクリーデさんの護衛は、私の方で手配します」
「イレースちゃん…」
「早く行きなさい。そして…帰ってきなさい。三人で」
三人。
俺とシルナと。
そして、ナジュだ。
「…ありがとう。イレースちゃん」
「気を付けて」
シルナは、俺を見た。
俺もまた、シルナを見た。
「行こう、羽久」
「あぁ」
シルナの罪を、シルナのせいだけにはさせない。
共に背負い、分かち合い、そして…一緒に生きるのだ。
ナジュと同じ。
俺達は、ずっと共に在ることを決めたのだから。


