「賄賂をホイホイ受け取るくらいの気概ある学院長だったら、こんなに苦労してません。この人の肝っ玉の小ささには、私だって苦労してるんですから!」
「あんたは教師なんだから、ご利益に預かる側でしょう!さぞかし懐が暖かいんでしょうね!」
…ところでさ。
これって、何の話してたっけ?
「成績表云々が、金の話に発展してますね」
「何がどうなってこうなったんだよ…」
「え?だから、賄賂を握らせてきた生徒だけを贔屓してると…」
「いや分かった。説明しなくて良い」
いずれにしても、事実無根、生産性の欠片もない言い争いであることは確かだ。
「成績の採点方式も、全部学院長が決めてるんです!文句があるなら、学院長に言ってください!」
「あんただって、そちら側の人間の癖に!何を言ってるのよ!」
「そちら側…!?私と学院長を勝手に一括りにしないでください。自堕落で甘ちゃんな学院長に、私だって苦労してるんですから!」
言い争いが、何故かシルナの悪口大会になり。
最早成績表のことなんて、両者共にどうでもよくなってきた、
そのとき。
唾を飛ばし合っている女性陣を、何とか宥めようとあわあわおろおろしていたシルナの。
心の堤防が。
壊れた。
「う…うわぁぁぁぁん!」
「!?」
「!?」
「争わないで…私のことで争わないでよぉぉぉ!」
これには、一同ポカンとしていた。
「あんたは教師なんだから、ご利益に預かる側でしょう!さぞかし懐が暖かいんでしょうね!」
…ところでさ。
これって、何の話してたっけ?
「成績表云々が、金の話に発展してますね」
「何がどうなってこうなったんだよ…」
「え?だから、賄賂を握らせてきた生徒だけを贔屓してると…」
「いや分かった。説明しなくて良い」
いずれにしても、事実無根、生産性の欠片もない言い争いであることは確かだ。
「成績の採点方式も、全部学院長が決めてるんです!文句があるなら、学院長に言ってください!」
「あんただって、そちら側の人間の癖に!何を言ってるのよ!」
「そちら側…!?私と学院長を勝手に一括りにしないでください。自堕落で甘ちゃんな学院長に、私だって苦労してるんですから!」
言い争いが、何故かシルナの悪口大会になり。
最早成績表のことなんて、両者共にどうでもよくなってきた、
そのとき。
唾を飛ばし合っている女性陣を、何とか宥めようとあわあわおろおろしていたシルナの。
心の堤防が。
壊れた。
「う…うわぁぁぁぁん!」
「!?」
「!?」
「争わないで…私のことで争わないでよぉぉぉ!」
これには、一同ポカンとしていた。


