「え。イーニシュフェルト魔導学院って、そんなシステムあるんですか?」
こそっ、と聞いてくるナジュ。
「ない。よその学校のことは知らんけど、うちはない」
卒業生に、寄付金を募ることはあるけど、それも強制ではないし。
在学生とその保護者に、決められた学費以外の費用を請求することは、まずない。
ましてや、この女が言いたい、要するに賄賂の類は、全くない。
渡されたことがないとは言わないぞ?
「これで何とか便宜を図ってもらえたら…」みたいな感じで、渡そうとしてきた人はいる。
保護者のみならず、教育委員会のお偉い方々とかね。
でもシルナは、そういうのは全部突っぱねている。
ハナから受け取るつもりはないのだ。
そういうところはちゃんと、叩かれても埃が出ないようにな。
生徒も平等に扱ってる。
特定の生徒だけ点数を上げたり、下げたりするようなことはない。
俺もシルナも、イレースなんか特にな。
「僕も含めてくださいよ」
「お前がどんな採点してるのか、俺はまだ知らないからな」
「心配しないでください。本当に面倒になったときは、全員10点満点にするか、全員1点にするかのどっちかにしますから」
それをやるなら、せめて真ん中取って5にしろ。
「私はあくまで、学院長が決めた採点法で採点してるだけです。全員平等に扱ってます!学院長の判が捺してあるでしょう」
「どうだか!その学院長だって、親から寄付金巻き上げて、金持ちの生徒だけ勝手にいじくってるんでしょ!」
「あぅ~…。あわわわ…」
収まらない、女性陣の熱い戦い。
おろおろするしかないシルナ。
「もう一生、このまま放置で良くないですか?」
「奇遇だな、ナジュ…。俺もそう思い始めてきたところだ」
戦略的撤退を思案する、俺とナジュ。
「こんな肝っ玉の小さい学院長が、賄賂なんて受け取る訳がないでしょう!勝手な言い掛かりはよしてください!」
「何を言ってるのよ!差し出されたらホイホイ受け取る癖に!入学式のときから思ってたのよ。こんな善人面した人間が、案外腹黒いものなのよ!」
…段々、シルナの悪口大会みたいになってきてね?
こそっ、と聞いてくるナジュ。
「ない。よその学校のことは知らんけど、うちはない」
卒業生に、寄付金を募ることはあるけど、それも強制ではないし。
在学生とその保護者に、決められた学費以外の費用を請求することは、まずない。
ましてや、この女が言いたい、要するに賄賂の類は、全くない。
渡されたことがないとは言わないぞ?
「これで何とか便宜を図ってもらえたら…」みたいな感じで、渡そうとしてきた人はいる。
保護者のみならず、教育委員会のお偉い方々とかね。
でもシルナは、そういうのは全部突っぱねている。
ハナから受け取るつもりはないのだ。
そういうところはちゃんと、叩かれても埃が出ないようにな。
生徒も平等に扱ってる。
特定の生徒だけ点数を上げたり、下げたりするようなことはない。
俺もシルナも、イレースなんか特にな。
「僕も含めてくださいよ」
「お前がどんな採点してるのか、俺はまだ知らないからな」
「心配しないでください。本当に面倒になったときは、全員10点満点にするか、全員1点にするかのどっちかにしますから」
それをやるなら、せめて真ん中取って5にしろ。
「私はあくまで、学院長が決めた採点法で採点してるだけです。全員平等に扱ってます!学院長の判が捺してあるでしょう」
「どうだか!その学院長だって、親から寄付金巻き上げて、金持ちの生徒だけ勝手にいじくってるんでしょ!」
「あぅ~…。あわわわ…」
収まらない、女性陣の熱い戦い。
おろおろするしかないシルナ。
「もう一生、このまま放置で良くないですか?」
「奇遇だな、ナジュ…。俺もそう思い始めてきたところだ」
戦略的撤退を思案する、俺とナジュ。
「こんな肝っ玉の小さい学院長が、賄賂なんて受け取る訳がないでしょう!勝手な言い掛かりはよしてください!」
「何を言ってるのよ!差し出されたらホイホイ受け取る癖に!入学式のときから思ってたのよ。こんな善人面した人間が、案外腹黒いものなのよ!」
…段々、シルナの悪口大会みたいになってきてね?


