神殺しのクロノスタシス2

「うっふふ~。えへへ~」

「…」

「ふふふ~♪」

「…何です?あの気持ち悪い生き物」

「…俺が知りてぇよ…」

職員会議の場にて。

シルナは、数々のカラフルなパンフレットを前に、溢れ出る喜びを隠しきれない様子。

そんなシルナに、俺とナジュは白い目を向け。

イレースは、

「…では、この馬鹿はいない者として、会議を始めましょうか」

非常に賢明な判断である。

偉いぞイレース。お前は偉い。

しかし。

「ちょっと待って!私も話に混ぜてよ!」

「あなたが入ってくると、面倒なことになるから、引っ込んでて欲しいんですけどね」

イレースがいたら、ナジュの読心魔法要らねぇな。

だってイレース、思ったことは大抵何でも口に出しちゃうから。

ある意味ナジュより容赦ねぇ。

「やだ!仲間に入る!」

駄々をこねる学院長。

「はぁ…。面倒ですね」

「全くですよ」

「あぁ…。俺もそう思う」

「三人共酷い!」

酷いもんか。

「大体、何故魔導学院の生徒が、遠足なんてものに行く必要があるんです」

と、正論を言うイレース。

そう、遠足。

実は、イーニシュフェルト魔導学院では、一年生と四年生の秋に、遠足に行くというイベントがあるのである。

そんなものを決めたのは、無論、ここにいる学院長である。