神殺しのクロノスタシス2

…それで。

調査とやらは、何をすれば良いんだ?

聞き込みインタビュー?

シルナは、忍者の真似でもしてるのか、サササッ、と早足で歩いては、前後を見渡し。

またサササッ、と歩いては、周囲を見渡していた。

ゴキブリかよ。

尾行じゃないんだから…。堂々と歩けば良いのに。

しかも姿隠せてないし。教室で自主勉強していた生徒達が、挙動不審な学院長を見つけて、怯えた顔でひそひそしてる。

そりゃ怯えるよ。ごめんな、こんな学院長で。

本当に申し訳ない。

何で俺が謝らなきゃならんのだ?

「おい、おいシルナ」

「今のところ、不審な人物はいない…」

今のお前以上に不審な人物なんて、学院内の何処にもいねぇよ。

「まずは、図書室から調べてみようと思う」

「あ、そ…」

学院内で、放課後に人が集まりやすい場所と言えば。

まぁ、図書室は多いだろうな。

何か珍しい書籍がたくさん入って、皆その本に夢中、とか?

有り得なくはないが…。

しかし、そんな本入れたっけな…。

「よし!図書室に行こう」

またしても、サササッ、とゴキブリ歩きを始めるシルナ。

お前、図書室までその歩き方で行くつもりなのか?

その後ろを歩くの、俺嫌なんだけど。