しかし、シルナは。
「酷い!何で分かってくれないの?生徒が、生徒が来てくれないんだよ!?大変なことだよ!」
「知らねぇよそんなん!」
「ちゃんとお菓子も用意してるのに!何で~!!」
あー面倒臭い。
本気で面倒臭くなってきた。
「…かくなる上は、もう仕方ない」
お?
諦めたか?
シルナは、ぎろりと目を光らせ。
「…廊下を歩いてる生徒を捕まえて、連れてこよう」
「…拉致じゃん…」
捕まえられる生徒の身にもなってみろ。
普通に廊下を歩いてたら、背後から血相変えた学院長に捕まって、学院長室に連行されるんだろ?
気の毒な。
一生モノのトラウマだぞ。
「別に遊びに来なくても良いじゃん…。皆忙しいんだよ」
勉強あるし。宿題あるし。
シルナの部屋に来て、菓子食ってるようじゃあな。
それより、魔導書の一冊でも読んでた方が、よっぽど将来の為になる。
しかし。
「そんなの嫌だ!寂しいもん!」
寂しいってお前…。
生徒の都合も考えてやれよ。何で自分の都合?
「生徒はねぇ、六年間しかうちにいてくれないんだよ!?それから先は、もう会いに来てくれないかもしれない!この六年という限られた歳月の中で、どれだけ生徒との距離を縮められるか、私が毎年、どれだけ苦心してると思ってるの!?」
めちゃくちゃ力説された。
言いたいことは分かった。
頭悪そうな理論だということも分かった。
要するに、生徒と遊びたいのね。
「おかしいよ~…。何で遊びに来てくれないの~…。おかしいよ~…」
「何でって言われてもな…」
学院長室があまりに様変わりしてしまったから、遠慮してるとか?
それとも、俺達がいない間に何かあったとか?
言われてみれば、確かにここ最近、誰も来てないな。
大抵放課後になると、生徒が何人か、遊びに来るんだけど。
お菓子目的の子もいれば、課題を教えてもらおうという生徒もいる。
それなのに、俺達が学院に戻ってからというもの、誰も生徒が来ていない。
生徒達が、俺達の帰還を知らないから?
まだ学校に戻ってきてないと思ってるのか?
いや、そんなはずはない。
俺達が帰ったことは、三日前の全校集会で伝えてある。
シルナ自身が「帰ってきたよ~ただいま!」って嬉しそうに、全校集会で言ってた。
だから、皆俺達が帰ってきたことは知ってるはず。
それなのに、生徒がやって来ない。
「考えてみれば…確かに変だな」
「でしょ!?」
いや、そんな涙目になるほど重要なことだとは思わんけど。
生徒にも、きっとそれぞれ事情があるんだろ。
別に何ということも…。
「…陰謀だ」
「は?」
「何者かの陰謀に違いない!」
ちょっと、この人変なこと言い始めてるんだけど。
お前と生徒との距離を遠ざけることによって、誰に何のメリットがあるの?
「早速調査しよう!羽久!」
「は?何で俺まで」
「待っててね生徒達!私と羽久が、きっとこの陰謀を暴いてみせるから!」
…ややこしい話になってきた。
やっぱり、さっき強引にでも、逃げておけば良かったなぁ…。
しかし、時は既に遅く。
何故か俺は、パワハラ学院長のせいで、陰謀とやらの調査に乗り出すことになった。
「酷い!何で分かってくれないの?生徒が、生徒が来てくれないんだよ!?大変なことだよ!」
「知らねぇよそんなん!」
「ちゃんとお菓子も用意してるのに!何で~!!」
あー面倒臭い。
本気で面倒臭くなってきた。
「…かくなる上は、もう仕方ない」
お?
諦めたか?
シルナは、ぎろりと目を光らせ。
「…廊下を歩いてる生徒を捕まえて、連れてこよう」
「…拉致じゃん…」
捕まえられる生徒の身にもなってみろ。
普通に廊下を歩いてたら、背後から血相変えた学院長に捕まって、学院長室に連行されるんだろ?
気の毒な。
一生モノのトラウマだぞ。
「別に遊びに来なくても良いじゃん…。皆忙しいんだよ」
勉強あるし。宿題あるし。
シルナの部屋に来て、菓子食ってるようじゃあな。
それより、魔導書の一冊でも読んでた方が、よっぽど将来の為になる。
しかし。
「そんなの嫌だ!寂しいもん!」
寂しいってお前…。
生徒の都合も考えてやれよ。何で自分の都合?
「生徒はねぇ、六年間しかうちにいてくれないんだよ!?それから先は、もう会いに来てくれないかもしれない!この六年という限られた歳月の中で、どれだけ生徒との距離を縮められるか、私が毎年、どれだけ苦心してると思ってるの!?」
めちゃくちゃ力説された。
言いたいことは分かった。
頭悪そうな理論だということも分かった。
要するに、生徒と遊びたいのね。
「おかしいよ~…。何で遊びに来てくれないの~…。おかしいよ~…」
「何でって言われてもな…」
学院長室があまりに様変わりしてしまったから、遠慮してるとか?
それとも、俺達がいない間に何かあったとか?
言われてみれば、確かにここ最近、誰も来てないな。
大抵放課後になると、生徒が何人か、遊びに来るんだけど。
お菓子目的の子もいれば、課題を教えてもらおうという生徒もいる。
それなのに、俺達が学院に戻ってからというもの、誰も生徒が来ていない。
生徒達が、俺達の帰還を知らないから?
まだ学校に戻ってきてないと思ってるのか?
いや、そんなはずはない。
俺達が帰ったことは、三日前の全校集会で伝えてある。
シルナ自身が「帰ってきたよ~ただいま!」って嬉しそうに、全校集会で言ってた。
だから、皆俺達が帰ってきたことは知ってるはず。
それなのに、生徒がやって来ない。
「考えてみれば…確かに変だな」
「でしょ!?」
いや、そんな涙目になるほど重要なことだとは思わんけど。
生徒にも、きっとそれぞれ事情があるんだろ。
別に何ということも…。
「…陰謀だ」
「は?」
「何者かの陰謀に違いない!」
ちょっと、この人変なこと言い始めてるんだけど。
お前と生徒との距離を遠ざけることによって、誰に何のメリットがあるの?
「早速調査しよう!羽久!」
「は?何で俺まで」
「待っててね生徒達!私と羽久が、きっとこの陰謀を暴いてみせるから!」
…ややこしい話になってきた。
やっぱり、さっき強引にでも、逃げておけば良かったなぁ…。
しかし、時は既に遅く。
何故か俺は、パワハラ学院長のせいで、陰謀とやらの調査に乗り出すことになった。


