そのことに気づいたのは、学院に帰ってから一週間ほどたった頃だった。
ある日の放課後、シルナは、神妙な顔をしてデスクに肘をついていた。
…何?
なんか負のオーラを感じるんだけど。
近寄らない方が良い気がするので、職員室に逃げよう、と。
くるりと背を向け、学院長室から出ようとしたところ。
「…羽久」
「…」
…呼び止められてしまった。
呼び止められなければ良いなーと思ってたのに。
…呼び止められてしまった。
もう逃げることは出来ないと言うのか。
無用心に学院長室にやって来た者の、逃れられないさだめだと言うのか。
「…何だよ」
「ちょっとこっちに来て…私の話を聞いてくれないかな」
めちゃくちゃ面倒臭そうなフラグが立った。
やっぱり来なきゃ良かった…。
いや、まだ逃げられるか?
「俺、今から明日の授業のじゅん、」
「ちょっとこっちに来て…私の話を聞いてくれないかな」
…駄目そう。
…分かったよ。諦めたよ。聞きますよ。
畜生め。
ある日の放課後、シルナは、神妙な顔をしてデスクに肘をついていた。
…何?
なんか負のオーラを感じるんだけど。
近寄らない方が良い気がするので、職員室に逃げよう、と。
くるりと背を向け、学院長室から出ようとしたところ。
「…羽久」
「…」
…呼び止められてしまった。
呼び止められなければ良いなーと思ってたのに。
…呼び止められてしまった。
もう逃げることは出来ないと言うのか。
無用心に学院長室にやって来た者の、逃れられないさだめだと言うのか。
「…何だよ」
「ちょっとこっちに来て…私の話を聞いてくれないかな」
めちゃくちゃ面倒臭そうなフラグが立った。
やっぱり来なきゃ良かった…。
いや、まだ逃げられるか?
「俺、今から明日の授業のじゅん、」
「ちょっとこっちに来て…私の話を聞いてくれないかな」
…駄目そう。
…分かったよ。諦めたよ。聞きますよ。
畜生め。


