「…」
それが、あの時代から今に至るまで、生き永らえてしまった俺の、出した結論だ。
だからシルナ・エインリーに協力もするし、聖魔騎士団にも入った。
ここまで生き延びてしまったんだ。
もう充分だろ。俺の命の使い方もな。
だが。
「…少しは話が分かると思ったら…救いがたい愚か者だったようですね」
交渉決裂。
サディアスから放たれる殺気が、ますます高まった。
はいはい、やる気満々って奴ね。
「ならば、あなたを排除します。そして、その女を連れていきます」
「悪いが、それはさせねぇ」
俺は、サディアスに向けて杖を構えた。
しかし。
「いいえ、もう遅い」
「!!」
背後から、禍々しい魔力を感じたと思ったら。
そこには、三つ首の化け物が立っていた。
しかも、三つあるうちの一つの口に、ベリクリーデが咥えられていた。
「あーれー」
しかし、咥えられている本人は能天気。
あれーじゃないんだよ、あの馬鹿!
「ケルベロス。その女を渡しなさい。そして、そこの愚か者の始末を」
不味い。
この女、弓矢使いかと思ったが、そうではなかったのだ。
吐月と同じ、弓矢は見せかけで、本職は召喚魔導師…!
しかもケルベロスと言ったら、冥界でも上位の魔物じゃねぇか!
ベリクリーデを拉致される訳にはいかない。それだけは、絶対に阻止しなくては。
こうなったら。
「動くなよ、ベリクリーデ!そこでじっとしてろ!」
「でも、この子の…犬歯が当たって痛い」
「ちょっと我慢してろ!」
自分が敵の手のひら…ならぬ、口の中に入れられてること、分かってんのか?あいつは。
あぁもう調子狂う!
だが、シルナ・エインリーはいつも、一人で乗り越えてきた。
だったら同じ時代を生きた俺も、意地ってものを見せつけてやらないとな!
まずはベリクリーデ奪還が最優先だ。
俺は魔力で作った剣を片手に、ベリクリーデを咥えている三つ首のうち一つを、断ち切ろうとした。
しかし。
「させません」
「ちっ…」
サディアスの弓矢が、それを阻む。
これが、こいつらの戦闘スタイルか。
ケルベロスとかいう魔物が強力な力を奮い、主であるサディアスが、魔力の弓矢でフォローする。
これじゃ、実質二対一じゃねぇかよ!
吐月を悪く言うつもりはないが、召喚魔導師ってのは、陰険な戦い方しやがる!
さぁ、ジュリス・レティーナ。
ここから、どうやって逆転しようか?
それが、あの時代から今に至るまで、生き永らえてしまった俺の、出した結論だ。
だからシルナ・エインリーに協力もするし、聖魔騎士団にも入った。
ここまで生き延びてしまったんだ。
もう充分だろ。俺の命の使い方もな。
だが。
「…少しは話が分かると思ったら…救いがたい愚か者だったようですね」
交渉決裂。
サディアスから放たれる殺気が、ますます高まった。
はいはい、やる気満々って奴ね。
「ならば、あなたを排除します。そして、その女を連れていきます」
「悪いが、それはさせねぇ」
俺は、サディアスに向けて杖を構えた。
しかし。
「いいえ、もう遅い」
「!!」
背後から、禍々しい魔力を感じたと思ったら。
そこには、三つ首の化け物が立っていた。
しかも、三つあるうちの一つの口に、ベリクリーデが咥えられていた。
「あーれー」
しかし、咥えられている本人は能天気。
あれーじゃないんだよ、あの馬鹿!
「ケルベロス。その女を渡しなさい。そして、そこの愚か者の始末を」
不味い。
この女、弓矢使いかと思ったが、そうではなかったのだ。
吐月と同じ、弓矢は見せかけで、本職は召喚魔導師…!
しかもケルベロスと言ったら、冥界でも上位の魔物じゃねぇか!
ベリクリーデを拉致される訳にはいかない。それだけは、絶対に阻止しなくては。
こうなったら。
「動くなよ、ベリクリーデ!そこでじっとしてろ!」
「でも、この子の…犬歯が当たって痛い」
「ちょっと我慢してろ!」
自分が敵の手のひら…ならぬ、口の中に入れられてること、分かってんのか?あいつは。
あぁもう調子狂う!
だが、シルナ・エインリーはいつも、一人で乗り越えてきた。
だったら同じ時代を生きた俺も、意地ってものを見せつけてやらないとな!
まずはベリクリーデ奪還が最優先だ。
俺は魔力で作った剣を片手に、ベリクリーデを咥えている三つ首のうち一つを、断ち切ろうとした。
しかし。
「させません」
「ちっ…」
サディアスの弓矢が、それを阻む。
これが、こいつらの戦闘スタイルか。
ケルベロスとかいう魔物が強力な力を奮い、主であるサディアスが、魔力の弓矢でフォローする。
これじゃ、実質二対一じゃねぇかよ!
吐月を悪く言うつもりはないが、召喚魔導師ってのは、陰険な戦い方しやがる!
さぁ、ジュリス・レティーナ。
ここから、どうやって逆転しようか?


