俺がドン引きしているのをよそに、シルナは自信満々の様子で、うさぎ。ぴょこぴょこ。
「開けて欲しいな~。シルナうさぎさん、シャーロットちゃんとお話ししたいな~」
本気でキモいので、とりあえず一発ぶん殴ってから帰って良いかな。
「シルナうさぎさんは~。シャーロットちゃんの顔を見て~、お話ししたいな~」
「…」
そろそろ、シャーロットも現状を理解し始めた頃だろう。
どうやらこれは、うさぎの化け物が襲いに来たのではなく。
学院長が何やら企んで、ここに来たらしい、と。
色んな意味で怖いだろうな。
学院長が訪ねてきたってことと、しかもこんな手段で接触を図ってきたこと。
「シャーロットちゃ~ん。シルナうさぎだよ~。開~け~て~」
めっちゃウザい。
「い…嫌です」
シャーロットが、部屋の向こうから返事をした。
がーん!って顔のシルナ。
そりゃ嫌だろ。
俺でも嫌だわ。
しょぼん、と耳を垂らすシルナうさぎ。
「そ、そんな…。私の渾身のシルナうさぎが…」
何だ、その「断られるとは思ってなかった」みたいな顔。
むしろお前は、何故この方法が成功すると思ったんだ。
「くっ、シャーロットちゃんは、うさぎは好みじゃないということなのか…」
そうじゃないと思うけど、もう黙っておこう。
「…しかし!私はそんなことでは諦めないよ」
お?
「シャーロットちゃんがうさぎ派じゃなかったときに備えて…ほらっ!」
シルナは懐から、何かを取り出した。
…猫のパペット人形だった。
違う。そうじゃない。
「シルナ猫ちゃんだよ~。開けて~」
「い…嫌です…」
「猫派でもないの!?よし…じゃあこれだ!シルナひよこちゃん!」
「…嫌です…」
「シルナイルカちゃんならどうだ!」
「…」
「駄目?駄目なの?じゃあアザラシルナちゃん!」
「…」
「まだ駄目?ならシルナフクロウ…」
どんだけ持ってるんだ、お前は。
シャーロット、もう無言になってるじゃん。
「駄目なの?駄目なの?何なら良い?」
どの動物なら良い、とかじゃないと思うんだけど。
この学院長は、もしかして、いやもしかしなくても、アホなんだろうか。
「開けて欲しいな~。シルナうさぎさん、シャーロットちゃんとお話ししたいな~」
本気でキモいので、とりあえず一発ぶん殴ってから帰って良いかな。
「シルナうさぎさんは~。シャーロットちゃんの顔を見て~、お話ししたいな~」
「…」
そろそろ、シャーロットも現状を理解し始めた頃だろう。
どうやらこれは、うさぎの化け物が襲いに来たのではなく。
学院長が何やら企んで、ここに来たらしい、と。
色んな意味で怖いだろうな。
学院長が訪ねてきたってことと、しかもこんな手段で接触を図ってきたこと。
「シャーロットちゃ~ん。シルナうさぎだよ~。開~け~て~」
めっちゃウザい。
「い…嫌です」
シャーロットが、部屋の向こうから返事をした。
がーん!って顔のシルナ。
そりゃ嫌だろ。
俺でも嫌だわ。
しょぼん、と耳を垂らすシルナうさぎ。
「そ、そんな…。私の渾身のシルナうさぎが…」
何だ、その「断られるとは思ってなかった」みたいな顔。
むしろお前は、何故この方法が成功すると思ったんだ。
「くっ、シャーロットちゃんは、うさぎは好みじゃないということなのか…」
そうじゃないと思うけど、もう黙っておこう。
「…しかし!私はそんなことでは諦めないよ」
お?
「シャーロットちゃんがうさぎ派じゃなかったときに備えて…ほらっ!」
シルナは懐から、何かを取り出した。
…猫のパペット人形だった。
違う。そうじゃない。
「シルナ猫ちゃんだよ~。開けて~」
「い…嫌です…」
「猫派でもないの!?よし…じゃあこれだ!シルナひよこちゃん!」
「…嫌です…」
「シルナイルカちゃんならどうだ!」
「…」
「駄目?駄目なの?じゃあアザラシルナちゃん!」
「…」
「まだ駄目?ならシルナフクロウ…」
どんだけ持ってるんだ、お前は。
シャーロット、もう無言になってるじゃん。
「駄目なの?駄目なの?何なら良い?」
どの動物なら良い、とかじゃないと思うんだけど。
この学院長は、もしかして、いやもしかしなくても、アホなんだろうか。


