まぁ、普通そんな反応になるわな。
一生檻の中を覚悟していた者が、いきなり学校に来てもらうよ、と言われたのだ。
俺だって、シルナがそんなことを言い始めたとき、耳を疑ったさ。
お前、正気か、と。
だが、シルナは本気だった。
俺とシルナは先程、王宮に行ってきた。
ルーチェス・ナジュ・アンブローシアの処遇をどうするか、話し合いに行ったのである。
この国家大罪人をどうするかは、女王も判断しかねていた。
そもそもナジュはルーデュニアの、って言うかこの時空出身ではない。
それに、彼には彼なりの、犯罪を犯した理由があった。
天音にしてみれば、ナジュの事情など知ったことか、と思うかもしれないが。
恐らくシルナは、自分とナジュの姿を重ねてしまったのだろう。
ただ愛する者の為。その為なら何でもする自分と。
ナジュも、何度も言っていた。
シルナと自分は似ている、と。
俺もそう思う。
それ故に、シルナはフユリ様に嘆願した。
「ナジュ・アンブローシアの身柄を、イーニシュフェルト魔導学院に引き渡して欲しい」と。
不老不死だから、ナジュが処刑されることはない。
彼に与えるべき罰と言ったら、死ぬまで監禁するか、死ぬまで働かせるか。
それとも人体実験用のモルモットにするか。
前例のないことだけに、どう判決を下して良いのか決めかねていた。
そこで、シルナの提案だ。
彼を学院で引き取り、自分が直々に監視する、と。
おまけに、新しいイーニシュフェルト魔導学院の教員にする、とまで言い始めた。
おいお前正気か、と。
二回くらい言ったが、シルナはあくまで正気だった。
自分が監視する、というのは建前だ。
ただシルナは、ナジュをこのまま腐らせておきたくなかったのだ。
ナジュは、自分を殺して欲しいと言ってきた。
シルナなら、出来たのかもしれない。
冥界の女王でさえ、殺せたのかもしれない。
でもシルナは、そうしなかった。
新たな人生の始まりだと、自分が言ったのだ。
だったら、ナジュの新たな人生は、自分のもとで歩んで欲しい。
少なくとも、ナジュの居場所は刑務所でも、解剖室でもない。
シルナのもと、イーニシュフェルト魔導学院のもとで生きるのだ。
一生檻の中を覚悟していた者が、いきなり学校に来てもらうよ、と言われたのだ。
俺だって、シルナがそんなことを言い始めたとき、耳を疑ったさ。
お前、正気か、と。
だが、シルナは本気だった。
俺とシルナは先程、王宮に行ってきた。
ルーチェス・ナジュ・アンブローシアの処遇をどうするか、話し合いに行ったのである。
この国家大罪人をどうするかは、女王も判断しかねていた。
そもそもナジュはルーデュニアの、って言うかこの時空出身ではない。
それに、彼には彼なりの、犯罪を犯した理由があった。
天音にしてみれば、ナジュの事情など知ったことか、と思うかもしれないが。
恐らくシルナは、自分とナジュの姿を重ねてしまったのだろう。
ただ愛する者の為。その為なら何でもする自分と。
ナジュも、何度も言っていた。
シルナと自分は似ている、と。
俺もそう思う。
それ故に、シルナはフユリ様に嘆願した。
「ナジュ・アンブローシアの身柄を、イーニシュフェルト魔導学院に引き渡して欲しい」と。
不老不死だから、ナジュが処刑されることはない。
彼に与えるべき罰と言ったら、死ぬまで監禁するか、死ぬまで働かせるか。
それとも人体実験用のモルモットにするか。
前例のないことだけに、どう判決を下して良いのか決めかねていた。
そこで、シルナの提案だ。
彼を学院で引き取り、自分が直々に監視する、と。
おまけに、新しいイーニシュフェルト魔導学院の教員にする、とまで言い始めた。
おいお前正気か、と。
二回くらい言ったが、シルナはあくまで正気だった。
自分が監視する、というのは建前だ。
ただシルナは、ナジュをこのまま腐らせておきたくなかったのだ。
ナジュは、自分を殺して欲しいと言ってきた。
シルナなら、出来たのかもしれない。
冥界の女王でさえ、殺せたのかもしれない。
でもシルナは、そうしなかった。
新たな人生の始まりだと、自分が言ったのだ。
だったら、ナジュの新たな人生は、自分のもとで歩んで欲しい。
少なくとも、ナジュの居場所は刑務所でも、解剖室でもない。
シルナのもと、イーニシュフェルト魔導学院のもとで生きるのだ。


