「うぇぇんっ…。ひっく、ひっく。ふぇっ…」
「…」
あまりに泣き顔が汚過ぎて、見たくないんだけど。
すると。
「学院長、そろそろ時間で…」
そこに、イレースが入ってきた。
そして、泣きじゃくるシルナを見て、一言。
「…何ですか、これは」
これ呼ばわり。
分かる。その気持ちは物凄くよく分かる。
「イーニシュフェルト魔導学院の学院長だよ、これが」
「何をやってるんですか…。何がしたいんですか?」
「さぁ…」
本当、何がしたいんだろうな。
俺にもよく分かんねぇよ。
「…!いれーずぢゃん!いれーずぢゃぁぁん…」
「ちょっ、近寄らないでください。鼻水がつくでしょう!」
イレースに気づいてすがりつこうとするシルナから、イレースは全力で逃げた。
「何をやってるんですかあなたは。もう時間ですよ。早く講堂に…」
「…いがにゃい」
「は?」
「講堂なんて、いがにゃい!」
「…」
皆さん、ご覧頂けるだろうか。
これが、良い歳をして駄々を捏ねる、イーニシュフェルト魔導学院の学院長の姿である。
「…」
あまりに泣き顔が汚過ぎて、見たくないんだけど。
すると。
「学院長、そろそろ時間で…」
そこに、イレースが入ってきた。
そして、泣きじゃくるシルナを見て、一言。
「…何ですか、これは」
これ呼ばわり。
分かる。その気持ちは物凄くよく分かる。
「イーニシュフェルト魔導学院の学院長だよ、これが」
「何をやってるんですか…。何がしたいんですか?」
「さぁ…」
本当、何がしたいんだろうな。
俺にもよく分かんねぇよ。
「…!いれーずぢゃん!いれーずぢゃぁぁん…」
「ちょっ、近寄らないでください。鼻水がつくでしょう!」
イレースに気づいてすがりつこうとするシルナから、イレースは全力で逃げた。
「何をやってるんですかあなたは。もう時間ですよ。早く講堂に…」
「…いがにゃい」
「は?」
「講堂なんて、いがにゃい!」
「…」
皆さん、ご覧頂けるだろうか。
これが、良い歳をして駄々を捏ねる、イーニシュフェルト魔導学院の学院長の姿である。


