で、でも一応…謝っておいた方が良い、よな?
「あの…クュルナさん」
「はい。他に何か、必要な魔法はありますか?」
あ、いやそうじゃなくて。
「済みません、あの…ベルフェゴールが生意気なことを…」
「?別に気にしてませんよ」
なんという。
クュルナさんの、懐の広さ。
「ようは勝てば良いだけの話です。誰が倒すかなんて、どうでも良い」
「…」
「あなたは後ろのことなど気にせず、全力で戦ってください。私はサポートに徹します」
「…ありがとうございます」
俺は、素直に感謝した。
手柄を全部横取り、なんて…クュルナさんも面白くないだろうと思っていたが。
そんなことはなさそうだ。
これで、安心して戦える。
「良かった。それじゃ、連携を…」
「…!吐月!」
もう少し話を詰めて、戦略を練ろうとしていた、そのとき。
ベルフェゴールが、俺に警告した。
驚いて顔を上げると、そこには。
「…意外に、見つけるの早かったですね」
「…ナジュ・アンブローシア…!」
まさか。
俺とクュルナさんのペアが、最初に彼と対峙することになるとは。
「あの…クュルナさん」
「はい。他に何か、必要な魔法はありますか?」
あ、いやそうじゃなくて。
「済みません、あの…ベルフェゴールが生意気なことを…」
「?別に気にしてませんよ」
なんという。
クュルナさんの、懐の広さ。
「ようは勝てば良いだけの話です。誰が倒すかなんて、どうでも良い」
「…」
「あなたは後ろのことなど気にせず、全力で戦ってください。私はサポートに徹します」
「…ありがとうございます」
俺は、素直に感謝した。
手柄を全部横取り、なんて…クュルナさんも面白くないだろうと思っていたが。
そんなことはなさそうだ。
これで、安心して戦える。
「良かった。それじゃ、連携を…」
「…!吐月!」
もう少し話を詰めて、戦略を練ろうとしていた、そのとき。
ベルフェゴールが、俺に警告した。
驚いて顔を上げると、そこには。
「…意外に、見つけるの早かったですね」
「…ナジュ・アンブローシア…!」
まさか。
俺とクュルナさんのペアが、最初に彼と対峙することになるとは。


