「…まさか『殺戮の堕天使』が、イーニシュフェルトに潜入していたなんて…」
「…」
この場にいるのは、四人。
俺とシルナ、そして天音。
それから、事の次第を聞き付けて、急ぎ学院に戻ってきたイレース。
この四人だ。
「…気づけなかったのは、私の失態だね」
シルナが言った。
「シルナだけの責任じゃないだろ…」
俺やイレースも、同じ学院にいたのだ。
それなのに、学院の中にあんな爆弾を抱えていることに、気づけなかった。
それはシルナだけの責任じゃない。
そして、あれは相手が悪かった。
『殺戮の堕天使』。ナジュ・アンブローシア。
本名なのか、偽名なのかは分からないが…。
とにかく、今分かることは。
あのナジュという男が、イーニシュフェルトの、ひいては聖魔騎士団の敵であるということだ。
『禁忌の黒魔導書』の封印を解いたのは自分だと、認めたのだから。
そして、同時にもう一つ分かっていることがある。
ナジュ・アンブローシアが、非常に強力な魔導師であるということだ。
そもそも、俺やイレース、そしてシルナの目を掻い潜って、生徒を演じてみせたのだ。
俺とイレースだけだったら、まだ騙すのは簡単かもしれない。
でも、シルナまでもが…気づけなかった。
シルナの観察眼は、ルーデュニア聖王国でも随一なのだ。
それなのにあいつは、自分がスパイであることを、ずっと隠し通した。
今回の事件が起きなければ、俺達はずっと気づかなかっただろう。
あの男が、スパイであることを。
シルナの目を掻い潜り、イーニシュフェルト魔導学院に潜み続けた。
一体どんな手品を使ったのか、聞きたくなるよ。
シルナでさえ、見抜けなかったのだ。
多分、誰も気づけなかったはずだ。
だから、シルナのせいではない。
…でも、シルナは自分の責任だと思ってるのだろうな。
何でも、一人で抱えたがるのだから。こいつは。
「…」
この場にいるのは、四人。
俺とシルナ、そして天音。
それから、事の次第を聞き付けて、急ぎ学院に戻ってきたイレース。
この四人だ。
「…気づけなかったのは、私の失態だね」
シルナが言った。
「シルナだけの責任じゃないだろ…」
俺やイレースも、同じ学院にいたのだ。
それなのに、学院の中にあんな爆弾を抱えていることに、気づけなかった。
それはシルナだけの責任じゃない。
そして、あれは相手が悪かった。
『殺戮の堕天使』。ナジュ・アンブローシア。
本名なのか、偽名なのかは分からないが…。
とにかく、今分かることは。
あのナジュという男が、イーニシュフェルトの、ひいては聖魔騎士団の敵であるということだ。
『禁忌の黒魔導書』の封印を解いたのは自分だと、認めたのだから。
そして、同時にもう一つ分かっていることがある。
ナジュ・アンブローシアが、非常に強力な魔導師であるということだ。
そもそも、俺やイレース、そしてシルナの目を掻い潜って、生徒を演じてみせたのだ。
俺とイレースだけだったら、まだ騙すのは簡単かもしれない。
でも、シルナまでもが…気づけなかった。
シルナの観察眼は、ルーデュニア聖王国でも随一なのだ。
それなのにあいつは、自分がスパイであることを、ずっと隠し通した。
今回の事件が起きなければ、俺達はずっと気づかなかっただろう。
あの男が、スパイであることを。
シルナの目を掻い潜り、イーニシュフェルト魔導学院に潜み続けた。
一体どんな手品を使ったのか、聞きたくなるよ。
シルナでさえ、見抜けなかったのだ。
多分、誰も気づけなかったはずだ。
だから、シルナのせいではない。
…でも、シルナは自分の責任だと思ってるのだろうな。
何でも、一人で抱えたがるのだから。こいつは。


