シルナの分身が、消された。
一体何故、そんなことに。
とにかく。
「何処だ?どのクラス?」
シルナの分身を、一撃にして消せるほどの実力を持った何者かが、この学院の中にいる。
俺とシルナと天音以外の、何者かが。
「1年Aクラス。『雷魔法基礎Ⅰ』の授業」
シルナは、素早くそう答えた。
普段はだらだらしてるようにばかり見えるし、実際だらだらしてばっかりなのだが。
これでも、有事の際には頼りになるのだ。
「すぐ行く」
「待って、羽久」
何?
「怪我人が出るかもしれない。天音君を呼んできて。私が先に行くから」
「…!」
…怪我人、だと。
この学院で、生徒達を預かっている俺達が、怪我人を出す訳にはいかない。
それに、今はイレースがいない。
有事の際、助けは何人いても困らない。
天音は非常に高度な回復魔法の使い手だし、戦力にもなる。
シルナの分身を殺した「犯人」は、きっと並みの相手ではない。
何が起きたのかは分からないが、とにかく。
まずは、動かなくては。
「分かった。天音を呼んでくる」
「お願いね」
素早く会話を交わし、俺達は離れた。
天音を呼んで、すぐに1年Aクラスに向かうつもりだった。
一体何故、そんなことに。
とにかく。
「何処だ?どのクラス?」
シルナの分身を、一撃にして消せるほどの実力を持った何者かが、この学院の中にいる。
俺とシルナと天音以外の、何者かが。
「1年Aクラス。『雷魔法基礎Ⅰ』の授業」
シルナは、素早くそう答えた。
普段はだらだらしてるようにばかり見えるし、実際だらだらしてばっかりなのだが。
これでも、有事の際には頼りになるのだ。
「すぐ行く」
「待って、羽久」
何?
「怪我人が出るかもしれない。天音君を呼んできて。私が先に行くから」
「…!」
…怪我人、だと。
この学院で、生徒達を預かっている俺達が、怪我人を出す訳にはいかない。
それに、今はイレースがいない。
有事の際、助けは何人いても困らない。
天音は非常に高度な回復魔法の使い手だし、戦力にもなる。
シルナの分身を殺した「犯人」は、きっと並みの相手ではない。
何が起きたのかは分からないが、とにかく。
まずは、動かなくては。
「分かった。天音を呼んでくる」
「お願いね」
素早く会話を交わし、俺達は離れた。
天音を呼んで、すぐに1年Aクラスに向かうつもりだった。


